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V601SH向け動画の作成

目次

はじめに

 このページでは、vodafoneから出ているSHARP製の携帯電話V601SHで再生できる動画を作成する方法や、それに関連する情報を扱っていく。確認はしていないが、V602SHやその他の類似した機種でもSD-VIDEOの作成方法については以下のやり方に準じていると思われる。ただし、サイズ、ビットレート等に関する微妙な規格の違いについては保証できない。

V601SHで再生できる動画の仕様

 例のごとくマニュアルの読みが甘いのか、マニュアルを見るだけでは動画の仕様についてはほとんどわからない。ウェブなどを通じて収集した情報によると、V601SHで再生できる動画の仕様は次の通り。

V601SHで再生可能な動画の仕様
規格 SD-VIDEO
ファイル形式 asf, 3gp, mpeg4
ビデオコーデック MPEG-4
オーディオコーデック G.726 (シャープ製)
サイズ 320×240, 176×144
ファイル名 MOL***.ASF (***は任意の数字)

対応ソフト

 結論から言うと、V601SHで再生できる動画を作成するためには市販されているソフトを使わなければならず、VitualDubやAviUtl, TMPEGencといったフリーソフトでは作成することができない。これには2つの理由があり、1つはV601SHで再生可能な動画は、MPEG-4にエンコードするだけではなくasf形式でファイルを吐き出さなければならないのだが、ライセンスをマイクロソフトが所有し、厳しく管理しているためである。いま1つはオーディオコーデックの問題であり、V601SHで再生可能にするためには、シャープ製のG.726というオーディオコーデックで音声をエンコードする必要があるが、このコーデックは一般に無料配布されていないため(デコーダーは配布されている)、これが付属した市販のソフトを買わなければならないからである。仮に、コーデックが付属したソフトを購入したところで、先ほどのマイクロソフトによる壁が待ち構えているというわけである。

 それでは対応ソフトにはどのようなものがあるのだろうか。

 ここに挙げたソフトはあくまでも代表的なものであるが、どれも市販ソフトであり、自由度に欠け、使い勝手が悪い。中でも、市販ソフトを使わなければV601SHで再生できる動画を作成できないというのが、最もつらいところだ。基本的にはSD-MovieStageを使っておけば問題ない。

画質について

 ファイル形式と画質については、asfが3gpを断然凌いでいる。mpeg4形式についてはまだ未確認であるが、推測を交えてまとめると、次のようになるのではないかと思う。

asf=mpeg4>3gp

 画質やPCとの互換性を考えれば、例外なくasf形式で動画を作成するべきだが、PCとの互換性を考えず、以前の携帯との互換性を重視するならば3gp形式を選ぶメリットも幾分ある。ここでは、以下asf形式についてのみ扱っていくが、asf形式でも作成するソフトによって画質が異なっていることは注目に値する。

 総じて考えるに、SD-MovieStageとPixlabとでは前者の方が格段に画質のよがいものが出来上がる。

綺麗な動画を作るためには

 綺麗な動画を作るための大原則は、綺麗なソースを用意することである。ただ、先ほど紹介した市販のソフトは対応したファイルが限られており、多くの場合何らかの変換を余儀なくされることだろう。しかし再圧縮を繰り返すことは画質の劣化につながるため、どうしても避けたいものである。

 SD-MovieStageの現行のバージョンでは、よく用いられているDivXやXvidといったファイルはことごとく対応しておらず、MPEG-1やMPEG-2なども未対応である。対応状況を表にまとめるとつぎのようなる。

SD-MovieStageでエンコード可能なソースファイル
対応ファイル 無圧縮avi, wmv, asf, Microsoft MPEG-4
未対応のファイル DivX, Xvid, MPEG-1, MPEG-2

 もし手持ちの動画がSD-MovieStageで対応していないようであれば、VirtualDubやAviutl、TMPEGencといったフリーのソフトを使うことで、無圧縮aviとPCM音源のファイルで保存し直すことができる。これらのソフトの使い方は、多くの解説がウェブ上でなされているので、敢えてここでは取り上げない。

 こうしてできあがった無圧縮aviのファイルは、ファイルサイズこそ大きいものの再圧縮を施さないために画質の劣化がなく、出来得る最良の画質でasfファイルを作成することができる。

自由にSD-MovieStageの設定をする

 SD-MovieStageやPixlabではV601SHに対応したasfファイルの作成こそ出来はするが、ビットレート、サイズ、フレームレートなどは自由に設定ができない。しかし、ユーザにとって最も気になるのはこの設定の部分なのである。そこで、ここではSD-MovieStageでビットレートなどの設定を任意にできるようにするための方法を紹介する。ただし、これはあくまで非公式的な使用のため、動作保証はおろか、これを実践することによって生じたいかなる損害に対しても私は責任を負わない。各自、自己責任の範囲内で行っていただきたい。

 ここで紹介するのは、SD-MovieStageのレジストリを変更する方法である。まず、スタートメニューから「ファイル名を指定して実行(R)」を選び、"regedit"と入力してOKを押す。すると、レジストリ エディタが立ち上がるので、左側のフレームから順に次の階層を辿っていく。

マイコンピュータ\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Panasonic\SD-MovieStage\CONVERT\01_SV-AV20/30\LOW\VIDEO

 この階層に来ると、右側のフレームにBITRATE(ビットレート)やFPS(フレームレート)、WIDTH(幅)、HEIGHT(高さ)といった項目が現れる。これらの項目をダブルクリックし、現れたウィンドウで表記のところを10進数に直した上で適当な値を設定すれば、任意の設定でエンコードが可能となる。ただし、これで設定をした値が反映されるのは、コンバートの画面にある出力フォーマットで、SD-VIDEO(SV-AV30用)かSD-VIDEO(SV-AV用10)を選択した場合であることに留意されたい。

 階層を1つ遡ると、オーディオの設定が保存されている階層があるのがわかるが、オーディオについてはV601SHで再生できる最高のビットレートで初期設定されているので、ビットレートを下げる場合を除けば手をつけないほうがよい。

ビットレート早見表

 SDカードのサイズごとに、最長でどれだけの動画を保存できるのか早見表を作ってみた。音声はすべて最高音質の32kbpsとして算出した。

SD Card 高画質 標準 高圧縮 任意 25分 30分 60分 90分 120分
8MB 1分21秒 3分12秒     10kbps 3kbps × × ×
16MB 2分43秒 6分25秒     53kbps 39kbps 3kbps × ×
32MB 5分27秒 12分51秒     138kbps 110kbps 39kbps 15kbps 3kbps
64MB 10分54秒 25分42秒     309kbps 252kbps 110kbps 62kbps 39kbps
128MB 21分49秒 51分24秒     650kbps 536kbps 252kbps 157kbps 110kbps
256MB 43分38秒 1時間42分48秒     1333kbps 1105kbps 536kbps 347kbps 252kbps
512MB 87分17秒 3時間25分37秒     2698kbps 2243kbps 1105kbps 726kbps 536kbps

FAQ(よくある質問とその回答)

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