SheepShaverは、x86系のCPUで動作するPowerPC(PPC)エミュレータである。もともとはBeOS用に開発されたものだが、Linuxへ移植されx86上のLinuxでもPPCを起動できるようになった。現在ではMac OS 7.5から8.6までが起動する。
Linux上で起動してみたが、現在のところ動作は不安定。動作速度も遅く、まだまだ実用的な段階にあるとは言いがたいが、とりあえず起動するだけでも有り難い。イーサーネットはサポートされていないが、近いうちにサポートされる予定。
Virtual PC(VPC)やVMware Workstationといったエミュレータを使うことによって、Windows上でPower Macintoshを動かすことは可能である。そのためには、SheepShaverをVPCやVMware上のLinuxないしBeOSにインストールし、その上でPower Macintoshを動かせばよい。VPCやVMwareはシェアウェアであるが、無料で一定期間、すべての機能を体験できる試用版があるので、これらの試用版を利用することで高い金を払わなくとも、Windows上でPPCを動かすことができる。もしこれらのソフトを実際に使ってみて満足すれば、適切なシリアルを入力することにより、そのまま製品版として使えるようになるので、わざわざパッケージ版を購入して、インストールとアンインストールを繰り返すようなことを心配する必要が無い。
インストール方法についてのメモ。
現在では公式的にバイナリ配布がなされていないので、ソースコードをダウンロードして、インストールする環境で直接コンパイルする必要がある。
| OS | RedHat Linux9 | FreeBSD5.2.1-RCではエラー |
以下は、http://www.emaculation.com/phpBB/viewtopic.php?t=738の記事を要約して翻訳したもの。
SheepShaverをインストールするには、RedHat LinuxやMandrake Linuxなどの新しいバージョンを使用し、インストールに際してはdevelopment(開発)や、Gnomeのパッケージをすべてインストールする。これはaclocal errorsを避けるためである。
# cvs -d :pserver:anoncvs@down.physik.uni-mainz.de:/cvs login
パスワードを尋ねてくるので、anoncvsと答える。キーを入力しても画面には何も表示されないので、注意が必要だ。次に、BasiliskIIのソースコードをダウンロードする。SheepShaverがBasiliskIIの一部を利用しているために、必要だとか。こういうのを、SheepShaverはBasiliskIIに依存している、とか言うはず。
# cvs -d :pserver:anoncvs@down.physik.uni-mainz.de:/cvs checkout BasiliskII
ファイルがダウンロードされるので、しばらく待つ。終わったら次のように打って、今度はSheepShaverのソースコードをダウンロードする。
# cvs -d :pserver:anoncvs@down.physik.uni-mainz.de:/cvs checkout SheepShaver
SheepShaverのファイルを落とし終えたら、出来上がったSheepShaverのディレクトリに移動し、BasiliskIIのソースと関連付けるために次のようなコマンドを入力する。
# cd SheepShaver
# make links
この作業が終われば、次は今のディレクトリからsrc/Unixのディレクトリへと移動して、そこでコンパイルする環境に合わせてmakefileを作成するため./autogen.shを実行する。
# cd src/Unix
# ./autogen.sh
この作業が終われば、makeを実行してコンパイルされたバイナリファイルを作成する。
# make
最後に、make installを実行して、SheepShaverをインストールする。
# make install
うまくいけば、次のコマンドを打ってSheepShaverが起動できる。
# ./SheepShaver
※すべてを直接試したわけではないため、ここに記されている情報が正確であるという保証はない。
■Developer and Distributor
SheepShaver配布先
■掲示板
Emaculation.com :: Mac Emulation in Windows
PC/AT互換機用MacOSっていつ出ますか?
The Basilisk II/JIT & ShaepShaver Forum
■解説サイト
SheepShaver for x86
osdev-j- SheepShaver