ChaletOS設定メモ

提供:mrmts wiki
2017年5月31日 (水) 21:40時点におけるMorimoto (トーク | 投稿記録)による版


ChaletOS設定メモ

ChaletOSのウェブサイトよりChaletOS 16.04.2のisoイメージファイルをダウンロード。
https://sites.google.com/site/chaletoslinux/home

Etcher、unetbootin、またはwin32diskimagerなどでブータブルなライブDVD、ライブUSBメモリーなどを作成する。私はブータブルなライブUSBメモリーを作成した。以前はunetbootinを使っていたのだけど、最近はEtcherを使っている。違いもわかっているようでいて、じつはあまりよくわかっていない。

ポータブルなライブDVDやライブUSBメモリーなどを起動して、インストールしたいUSBメモリーを差し、「ChaleOSをインストール」といったようなアイコンをクリックして英語でインストールを進める。ネットの情報によると日本語でインストールを進めると途中でうまくいかなくなるとのこと。また、いろいろとセットアップしたあとのライブメディアを使ってインストールしようとすると(それが原因だったのかどうかはわからないけど)、インストールは完了してもインストールしたはずのUSBメモリーでうまくOSが起動できなかったので、作成したばかりのライブメディアを使ってインストールを試みるのがよさそうだ。

以下、最初の方の順序はかなり重要。たとえば日本語環境を整えるのにも、ネットに接続して日本語関係のファイル(?)をダウンロードしてこないことにはlanguage(言語サポート)で日本語を選択できない。あとの方の順序はそれほど重要ではない。

ネットに接続

  • eduroamへの接続は、認証を「保護つきEAP(PEAP)」にして、匿名の識別子はユーザー名と同じにし、CA証明書はなし。

日本語をインストール

  • 左下のメニューを開いて、一番下の検索ボックスに"language"と入力して"language"を起動。
  • システムを日本語に設定→languageのタブで
  • 「言語サポート(language)」の言語(language)タブにある「キーボード入力に使うIMシステム」を"fcitx"に設定。(これをしないと日本語入力ができない)

インストールしたLinuxが悪さをしてシステムの時計を狂わせてしまう問題を解決


  • Fonts関係
    • 全体のフォントは"usr/share/fonts"のディレクトリに、ユーザーのみの場合には"~/.fonts"("~"はホームフォルダを意味する)のディレクトリにフォントを入れる。あるいはリンクを張る。
  • Wine
    • https://www.winehq.org/ の案内に従ってWineをインストール。初心者なのでStable branchをインストール。
    • "winecfg"を起動して、「アプリケーション」タブの「Windowsバージョン」を"Windows8.1"に設定。
    • Kindle for PC→http://nkenbou.hatenablog.com/entry/2017/04/25/125733 を参考にし、https://s3.amazonaws.com/kindleforpc/44184/KindleForPC-installer-1.17.44184.exe をダウンロードして、Terminalから"wine KindleForPC-installer-1.17.44184.exe"としてインストールができた。それまで、Amazonから購入してダウンロードしたものをインストールしようとしていろいろやってみたけどクラッシュしていた。上記サイトで紹介されている直リンクのアドレスなどを参考にダウンロードしたところうまくいった。紹介されているアドレスからバージョンの番号を1つだけ上げたアドレスでファイルがダウンロードできたのでそのようにしている。また、PlayOnLinuxからはインストールできるけど、これでは英語版がインストールされる。
    • LINEをインストール。https://line.me/ja/ からWindows用のプログラムをダウンロード。


  • アンチウイルスソフトのclamTkをインストール。"sudo apt-get clamtk"

アプリをインストールする際の覚書

以下のおまじないを唱えること。apt-getでインストールする際のパッケージ(?)の更新(?)のようなことをやっているみたい。

sudo apt-get update


テキストファイル(拡張子txt)のファイルをWINEのTeraPadで開くように設定

下記リンク先の内容を参考にした。 https://help.ubuntu.com/community/Wine#Creating_file_associations

まず、

"~/.wine/"に"TeraPad"というファイルを作って、

#!/bin/sh

QUICKPARLOCATION="c:\\Program Files (x86)\\TeraPad\TeraPad.exe"
PARAM=`winepath -w "$*"`
wine "$QUICKPARLOCATION" "$PARAM"
exit 0

という内容を書き込む。

sudo chmod +x ~/.wine/TeraPad

で実行できるようにして、拡張子が"txt"のファイルを右クリックし「アプリケーションで開く」から「他のアプリケーションで開く(A)...」を選び、一番下の「指定コマンドを使用する(D)」に下記のように記述。シングルクォーテーションもつけること。"<yoursername>"のところはログインしているユーザー名。

'/home/<yourusername>/.wine/TeraPad'

WPS Officeのインストール

http://wps-community.org/ より、拡張子が"deb"のもので最新のamd64のものをダウンロードし、ダブルクリックでインストール。


テキストエディタのgeditをインストール

昔から感じていることなんだけど、LinuxにはWindowsで定評のあるような高機能なテキストエディタがない。つまり、メモ帳では不十分である程度カスタマイズしたりできるような機能はほしいけど、プログラムを書いたりするような開発環境に特化したような機能は必要ないか最小限にとどめているようなテキストエディタがLinuxには昔からないのである。Linuxの高機能なテキストエディタを紹介しているサイトをいろいろと見て回っても、必ずと言っていいほどプログラムを書くための補助をしてくれる機能が充実しているといったような紹介のされかたばかりだし、そのようなテキストエディタばかりなのである。

Atomを試してみたんだけど、ごちゃごちゃしていて使いづらかったのですぐにアンインストール。ネットでは重いとかエンコードの自動判別がよくないとかいろいろ書かれているけど、geditをインストールしてみた。

sudo apt-get update
sudo aput-get install gedit

geditもWindowsで作られたshift-jisのテキストファイルを開くときにエラーが出るし、TeraPadからはほど遠い。

https://hirooka.pro/?p=7482 を参考に

gsettings set org.gnome.gedit.preferences.encodings auto-detected "['UTF-8','CURRENT','CP932','SHIFT_JIS','EUC-JP','ISO-2022-JP','UTF-16']"
gsettings set org.gnome.gedit.preferences.encodings shown-in-menu "['UTF-8','CP932','SHIFT_JIS','EUC-JP','ISO-2022-JP','UTF-16']"

としてみたが、それぞれ

キー 'auto-detected' は存在しません

キー 'shown-in-menu' は存在しません

と怒られる。

GIMPのインストール

ネットでは、公式のパッケージだとバージョン2.6系が入るのでppaというのを使って2.8をインストールする方法などが紹介されているけど、2017年5月29日現在では、バージョン2.8.16がインストールされるようなのでそのままインストール。

確認方法は、http://qiita.com/ironsand/items/1a1612996b52b4d4c62e を参考にして下記のようにした。

apt-cache policy gimp

インストールは、いつものように下記の通り。

sudo apt-get update sudo apt-get install gimp

Inkscapeのインストール

"Application Center"(開かれたウィンドウ上では「ubuntuソフトウェアセンター」と表示されている)よりインストール。

Audacityのインストール

"Application Center"(開かれたウィンドウ上では「ubuntuソフトウェアセンター」と表示されている)よりインストール。


FTPクライアント「filezilla」をインストール

とりあえず、"filezilla"というFTPクライアントをインストールしてみる。

sudo apt-get update
sudo apt-get install filezilla

EPWING辞書ブラウザ

Rのインストール

http://www.okadajp.org/RWiki/?R%20%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB を参考に下記の通り。r-cran-*はサイズが大きかったのでインストールせず。

(4) R 本体と Ubuntu に用意されているパッケージのインストール (システムにインストールするためやはりルート権限で実行) (r-base-dev をインストールするとCやFortranがインストールされます) $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install r-base $ sudo apt-get install r-base-dev $ sudo apt-get install r-cran-*

RStudioをインストール

https://www.rstudio.com/products/rstudio/download/

カスタマイズ

  • USBメモリーのFAT32領域のパーティションにリンク
  • WindowsのDropboxフォルダにリンク

外観のカスタマイズ

  • 壁紙を変更するときの壁紙の入っているフォルダ→"/usr/share/xfce4/backdrops/"
  • ログイン画面の設定(lightdmというディスプレイマネージャが使われている)

"/etc/lightdm/lightdm-gtk-greeter.conf"の"background"の画像を変更

パネル(Windowsのタスクバー)を細くする

「パネル」から「表示(i)」タブの「大きさ」の項目の「行のサイズ(ピクセル)(S)」を初期設定の38から32へ。

困っていること

  • ディスプレイの輝度の調整ができないこと。いろいろ調べてみてgrubの編集とかもしてみたんだけど、どうもうまくいかない。とりあえず、現時点ではあきらめ。
  • タッチパッドの感度や動作が調整をしてもWindowsのときのようになめらかにはならない。タッチパッドから指を離すタイミングでポインタが飛んだり手前に戻ったりしてずれてしまう。

なぜLinuxが普及しないのかを使いながら考える

すでに稼働しているPCが必要

インストールメディアを準備するためにすでに稼働しているPCが必要なのは、インストールメディアがPCに付属していたり店頭やインターネットで手軽に手に入るMicrosoft WindowsやMacOSとの大きな違い。

インストールまでのハードルが高い

インストールメディアをオンラインで購入することもできるし、友人に頼んでメディアを提供してもらうという選択肢もあるだろうけど、基本的には各自で希望するLinuxディストリビューションのイメージファイルを入手してインストールするためのメディアを準備しなければならない。このインストールメディアがライブOSの形態をとっているというのもWindowsに慣れているユーザーがLinuxに入門しようとするときに戸惑う原因のひとつであるように思う。

ライブ